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生死の中の雪ふりしきる

ふくろふはふくろふでわたしはわたしでねむれない

どうしようもないわたしが歩いてゐる

あるけばかつこういそげばかつこう

何を求める風の中ゆく

木の葉散る歩きつめる

春の雪ふる女はまことうつくしい

しぐるるや死なないでゐる

落葉を踏んで来て恋人に逢たなどといふ

街はずれは墓地となる波音

へそが汗ためてゐる

雨ふるふるふるさとははだしであるく

雨だれの音も年とった

水に影ある旅人である